冬の脱水にご注意!!
2014/12/18 未分類
すっかり雪景色ですね・・・
今朝も雪と格闘してきました、栄養士Ⅰです。
今日は、冬にも起きる「脱水」について、お話します。
◎汗を意識しない冬は、脱水に対する警戒感が下がります
水分が失われると血液が濃くなり、ドロドロの状態になります。血液がドロドロになると、血液中で血栓という血の固まりが生じやすくなり、血栓が脳の血管で詰まると脳梗塞、心臓の血管で詰まると心筋梗塞、肺の血管で詰まると肺梗塞になります。
◎冬の乾燥を防ぐ工夫を行ってください
冬を心地よく過ごすためには、室内が乾燥しないようにする工夫は欠かせません。まずは湿度計を設置し、室内の湿度を知ることからスタート。最適な50~60%前後の湿度にキープしましょう。
湿度を上げるには
①こまめな換気
②加湿器を使う
③洗濯物の部屋干し
④水を張ったバケツにタオルをかける
⑤石油ストーブを使うときは水を入れたヤカンをのせて蒸気を出す。
⑥室内で植物を育てる
植物に水をあげて育てると、必要に応じて水分を出し入れし、湿度を適度に保ってくれます。
⑦照明をLEDに変える
LEDは発熱量も少ないので、室内の乾燥を防ぐ効果も期待できます。
◎飲み物と食べ物から適切に水分を摂りましょう
夏と同じように、喉が渇いていなくても、こまめな水分補給を行います。
日3食のタイミングに加えて
朝起きたとき、
午前10時のオヤツの時間、
午後3時のおやつの時間、
お風呂の前後、
夜寝る前、
夜トイレに起きたときなど、意識的に水分摂取の回数を増やします。
冬の水分摂取は温かい飲み物にすると、内側から温めながら同時に水分補給をしてくれます。温かい飲み物といえば、コーヒーや緑茶を思い浮かべる方も多いでしょうが、コーヒーや緑茶には利尿作用を持つカフェインが含まれているため、一度にたくさん(500ml以上)飲むことは控えましょう。
◎鼻呼吸と温かい部屋着も乾燥からの対処法になります
感蒸泄の約20%は呼気から失われますから、普段から鼻呼吸を心がけます。鼻は天然の加湿器でもあり、ウイルスを防いでくれるフィルターでもあります。ウイルス感染による発熱、下痢、嘔吐などは急激な「冬脱水」を招きますから、その観点からも鼻呼吸は大切です。
不感蒸泄の約80%は皮膚や粘膜から失われますが、肌の露出が多いほど不感蒸泄は増えてきます。室内では暖房を適度に使いながら温かい部屋着で過ごす方が、暖房費の節約になるうえに、不感蒸泄を抑えてくれます。
以上のことに気をつけて、病気知らずの冬を過ごしましょう!!
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